暑いですね…

カネタカ石田株式会社

2016年05月27日 15:51

こんにちは。

暑いですね〜 カネタカ石田株式会社のダイスケです。

早いものでじきに6月です。
今年もはぁ半年が経とうとしています。

なので慌ててブログを更新と思ったのですが、これと言ったネタもなく…。
現在加工してる生地の特徴などをアップしたいところですが、諸事情でそれができません。
なのでいつもみたいに、作業上のことや技術的な事になってしまいます。

弊社では、生地の加工をすると必ず「毛羽」がでます。



足下に。 これは優しいほうです。



頭上の蛍光灯はいつの間にかこんな感じに…。



工場の隅っちょにある工具類もほんのり雪化粧状態…。

こんな感じで毛羽まみれになるので、毎日終業後には工場全体を掃除します。

毛羽まみれになる、というこは仕事がると言う事で喜ばしい事なんですが、この毛羽がたまに厄介な存在となります。


これは先日加工した生地ですが、パックリと切れてしまいました。切れた長さは5mくらいありました。


原因はこいつ。


こんな小さな毛羽の塊が生地の裏について、そのまま定盤の角に引っかかってたのです。
この塊が定盤の角に引っかかっていると、この毛羽の分、生地が盛り上がります。

生地の厚みに対して1ミリ以下の単位でカッターと定盤の隙間を設定しているので、この毛羽が噛むことで、パイル糸だけでなく生地の「地」の部分まで切れてしまうのです。

所謂『地切れ』という加工傷です。

もう、こうなってしまうと修正のしようがないのでB反でなく、C反です…。

通常加工時には、このようなトラブルを避けるように生地の裏に巨大なブラシを当てて毛羽を取っているのですが、
この生地は「裏起毛」という加工がされていたので、他の生地より毛羽が絡みやすかったのが原因でした。

まず滅多にあることではないのですが、極まれにこうしたトラブルがあるのがカッチングです。


今日はこんな感じで。

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